「都市の緑」と「アートの気配」が静かに重なる、余白を生かしたファーストビューのプロジェクトサイト。緯度経度やビル名が淡く現れて消える導入が、都市と創造の座標軸を提示します。働く場と芸術を結ぶ思想は、大判の写真と理知的なタイポグラフィで端正に表現。英語併記と章番号が編集デザインの骨格となり、読み筋を整えています。記事や記録はPOPUPではなくスライドインで自然に連なり、ProjectsとActivitiesが研究と実装を横断。スクロールのリズムは静かで、奥行きが増す設計です。
なかでも円形の「See more」など最小限のアフォーダンスが、展示の誘導サインのように機能し、探索のワクワクを持続させる象徴的なUIとなっています。Newsは時間軸で整理され、活動の継続性を示す。Accessは必要最小限の情報を配置し、本体サイトへの導線も品よく抑えられています。配色は抑制的ながら、写真の緑や赤のグラデーションが余韻をつくり、ビルとアートの交差点という世界観を確立しています。