SAAB|デニムに挑戦する。

サイト全体に走るデニムのステッチ、インディゴ基調の配色、布地の粒感まで織り込んだ質感設計で、“デニムらしさ”を余すことなく投影。10を超えるセクションは、見出しのリズムや余白設計、ブロックごとの役割分担でメリハリが明快で、スクロールがもたつかない。動きは過剰にせず、統一感ある開始アニメーションと丁寧なホバー/スクロール効果で体感価値を担保。写真・動画の見せ方もスライダー、コラージュ、全画面など多様に切り替え、製品の手触りから現場の空気感まで立体的に伝える。さらに、ボタンの反応やカーソル追従、要素のわずかな変化といった細部の“手応え”が控えめに効き、統一トーンの中で使い心地を底上げ。世界観の徹底と情報整理の巧みさが高解像度で共存する、見応えのあるコーポレートサイト。

HOLON

シンプルだが大胆な余白で魅せるテック系の構成。丸みのあるフォントをダイナミックに配し、各セクションの存在感とサイト全体の世界観を明快に刻む。開始アニメーションは最後まで抜かりなく多様に展開し、ユーザーの視線をつぎつぎと誘導。中盤のサービスでは一度グッと“読ませる”トーンに切り替え、密度のある情報設計とテイストが完全にマッチしたイラストで訴求力を高める。全体は白を基調に、黒とオレンジをゆるやかに混ぜ、ちらつくアクセントが品よく効いてクオリティを底上げ。余白・タイポ・モーションの三位一体で、静と動のバランスを高精度に保った、軽快かつ信頼感ある体験。

五右衛門|新しい不動産のカタチ

ポップなカラーと丸みのあるフォント、ちょこちょこ動く可愛いアニメーションで、ファーストビューから“不動産らしさ”の硬さを外し、楽しさとワクワクを一気に立ち上げる。企業ロゴのフォント世界観を受けたシェイプが要所に散りばめられ、見出しやボタン、背景モチーフまで統一感高く設計。無限ループや背景固定など動き自体はミニマルだが、独特の要素配置と丁寧なホバーの効きで視界に十分なリズムが生まれる。クロージングでは吹き出しがセクション背景に展開し、情報と遊び心が重なるユーモラスな演出で余韻を創出。全体を通して“手数は多いがうるさくない”バランス感覚と、細部まで仕込み切る制作姿勢が伝わる。ブランドの人格を感じさせるトーン&マナーが一貫して体験を牽引するサイト。

日暮里ゼミナール|ラジオ番組

インパクトの強い見出しが画面いっぱいに走り、最初から最後まで“読ませて引っ張る”ダイナミックな設計。スクロールのたびにテンポが切り替わり、思わず先へ進みたくなります。画面上をふわふわ漂い、カーソルに反応する小さなイラストも愛らしく、細部まで手が行き届いているのが伝わります。情報は“読むもの/眺めるもの”がきちんと分けられ、置き場所や余白の取り方が迷いをつくらない。とりわけハイライトのセクションでは、ホバーで写真が飛び出す仕掛けが気持ちよく、楽しさが素直に立ち上がります。各セクションごとに表情の違うアニメーションが用意され、世界観の厚みと遊び心が最後まで続く。ユーモアとわくわく感をまっすぐ届けながら、操作のしやすさも損なわない——“見る・触れる・進む”が一直線につながる、楽しさと体験を両立させたデザインです。

UNIEL

深い余白と質感ある写真に、キャッチーな線画GIFが重なるユニークなファーストビュー。ロゴ由来の色の組み合わせを軸にトーンが揃い、スクロールに合わせた動きまで同じ考え方でまとめられています。見出しや画像の強弱がはっきりしているので、全体にまったり・ゆったりとしたテンポでも読みやすさは落ちません。各セクションのレイアウトはミニマルですが、サービス紹介の図は要素の整理が行き届いており、ホバー時の細かな反応が理解を後押しして、自然と先へ進みたくなります。なかでもフッターまで続くイラストが象徴的で、粒っぽい質感と鉛筆のような線、やわらかな丸みが一体となって、サイト全体の雰囲気を最後まで引っぱります。余白や動き、イラストの重ね方がちょうどよく噛み合い、読み心地と使いやすさが一筆書きでつながる“気持ちいい”デザインです。

plantica(プランティカ)

白を主軸に鮮やかな花の写真の色彩を強く響かせる構成。見出しの太めサンセリフとジャンプ率の大きい文章、考え込まれた多めの余白でスタイリッシュさを感じさせます。スクロールに合わせてセクション毎に異なるエフェクトがユーザーに体験させる機会を多く提供。ホバーアクションはさりげなく、ほのかに変化させるだけの “静かな反応” に徹し、あくまで主役は花。特にトップページ中盤のPATTERNSでは左に大きくイメージを固定させ、ホバーで切り替わるアニメーションにもこだわりが感じられリッチな印象。大きく全体の移動はスムーススクロールとパララックスが拍子を刻み、端正なグリッド、ボタニカル写真の奥行きが活きています。写真×タイポグラフィ×モーションで花をメインに据えながら煩雑な印象を与えることなくすっきり清新に体験させる設計。

RYDEN

白地に澄んだブルーとグリーンを効かせたミニマルな配色に、ダイナミックなタイポグラフィが重なるファーストビューで、“Branding × Design”の姿勢が一気に立ち上がります。スクロールに寄り添うテキストエフェクトやパララックスがページの拍子を刻み、読み進めるほど思考の奥行きが積み上がっていく設計も秀逸。単調になりがちなワークスのカード表示も、ローディングやフルスクリーンメニューを含む細やかなモーションで立体感が生まれ、視線が自然に滑る感覚です。会社情報・メンバー・プロジェクトが無駄なく接続され、戦略とクリエイティブを横断するストーリーを通読できる骨格。写真×タイポグラフィ×モーションが三位一体で連なり、トップからフッターまで一筆書きのように駆け抜ける体験。ブランディングファームとしての「長期に強いブランドをつくる」思想を、視覚と操作の両面で味わえるサイトです。

WORK with ART|ミュージアムタワー京橋

「都市の緑」と「アートの気配」が静かに重なる、余白を生かしたファーストビューのプロジェクトサイト。緯度経度やビル名が淡く現れて消える導入が、都市と創造の座標軸を提示します。働く場と芸術を結ぶ思想は、大判の写真と理知的なタイポグラフィで端正に表現。英語併記と章番号が編集デザインの骨格となり、読み筋を整えています。記事や記録はPOPUPではなくスライドインで自然に連なり、ProjectsとActivitiesが研究と実装を横断。スクロールのリズムは静かで、奥行きが増す設計です。なかでも円形の「See more」など最小限のアフォーダンスが、展示の誘導サインのように機能し、探索のワクワクを持続させる象徴的なUIとなっています。Newsは時間軸で整理され、活動の継続性を示す。Accessは必要最小限の情報を配置し、本体サイトへの導線も品よく抑えられています。配色は抑制的ながら、写真の緑や赤のグラデーションが余韻をつくり、ビルとアートの交差点という世界観を確立しています。

山鹿温泉 湯宿 湶

全体を質感のある深いネイビーでまとめ、温泉旅館特有の静けさと落ち着きを表現した配色設計。ファーストビューでは明朝体と欧文による二言語のコピーが静かに迎え入れ、館内の情景を切り取った写真がゆっくりと移り変わる、端正で品格のある導入となっています。構成のポイントは、ゆったりと取られた余白と、英語を添えてリズムを生み出した見出しです。これにより情報の階層をユーザーへ迷いなく伝達しています。ゆっくりと切り替わる写真や、スクロールに呼応してコピーや写真が穏やかにフェードインすることで、温泉に浸かっているかのような心地よい「間」とリズムを演出。要所に設置された予約ボタンのホバーアクションは過度な装飾ではなく、微細な変化に統一し、写真から伝わる質感や、文章に込められた温度感を主役に据える抑制の効いたデザインです。配色・余白・控えめなモーションが、「飾らず、良い湯をまっすぐ伝える」という宿の姿勢そのものをデジタル上で体験化させた、信頼感あふれるサイトに仕上がっています。

brand|kyu

ファーストビューでは写真のループを設置し “memories never fade” の世界観を、再生停止ボタンで能動的にコントロールできる構成。現在時刻を刻むデジタルクロックが「記憶と時間」の主題を視覚化し、サイトに呼吸感を付与。全体に薄いグレー、墨色のタイポグラフィと淡いグレーの罫線で組まれたミニマルデザイン。スクロールに同期して見出しや写真が低速フェード/スライドで現れ、コピーが余白と共鳴して “間” を演出します。カードやボタンのホバーアクションはごく小さく変わる程度に抑制し、内容への没入を妨げません。字間と行間の設計が可読性を高め、長文でも疲れにくい。配色・動き・余白の三位一体で「記録を丁寧に扱う」姿勢を体験として伝える、端正で余韻の残る設計です。

Making Design Make Sense.
デザインを、感覚から理解へ。
© Design Decode. 901